ガンについて

ガンは、正常な細胞内にあるDNAが、何らかの原因によって損傷を受け細胞が異常増殖してしまう病気で、約3秒から30秒に1個、ガン細胞が私たちのからだの何処かでできているといわれています。つまり、いつ誰がガンになっても不思議ではないのです。

通常は、体内の免疫機能により、ガン細胞は退治されるのですが、発ガンの要因が強すぎたり、免疫機能が弱まったりすると、退治しきれず、ガン細胞が増殖します。

ガン細胞は、周囲の血管やリンパ管を壊してその中に侵入すると、血液やリンパ液の中を流れて行き、最初にガンができた場所から離れたところでも増えつづけます。これを転移といいます。

ガンが死因になるのは、多くの場合、転移によって拡がって行った先で臓器が破壊され、生命の維持に必要な機能(例えば肺における呼吸や肝臓における毒物代謝)が充分に行えなくなったり、出血をおこすことなどによります。

現在、日本人の多くがガンにより、亡くなっています。


ガンのこわさ

「癌」という漢字を思い出してみてください。病気を表す「やまいだれ」。その中に、「口(クチ)」を3つと「山」をタテに並べた文字が入っていますが、これは、「岩」や「固まり」を意味する昔の字体です。

ガンは、文字通り「固まりができる病気」です。しかも「悪性腫瘍」と呼ばれるように、体の中で、とんでもない悪さをする「固まり」です。

皆さんは「ガン」と聞いて、どのようなことが頭に浮かぶでしょうか三大生活習慣病のひとつ、不治の病…。
身近な人がガンにかかっていた場合は、苦痛や恐怖をイメージするかもしれません。誰もが「絶対になりたくない!」と考えるのも当然です。なかには根拠もなしに、「自分だけはかからないだろう」と安心している人もいるかもしれません。

ガンのこわさは、患者本人にはわからないうちにひそかに着々と勢力を拡大し、ある時期から突然牙をむくことにあります。

そして、牙をむいた時(患者に自覚症状が出たとき)は既に「進行ガン」の状態になっているのです。「早期ガン」の時点では、周囲の組織にガンは拡がっていないので除去が可能な状態です。

早期ガンが拡がり始めると、「進行ガン」という段階になります。ガン細胞が血液やリンパ液の流れに乗って他の臓器で増えた場合を「転移」と呼びます。

そして、進行ガンがさらに複数の臓器に転移して完治の可能性が低くなった段階を「末期ガン」と呼びます。

「ガンは1981年以降一貫して死因順位の第一位であり、2009年度の厚生労働省人口動態統計によると、男性では肺ガンが最も多く、次いで胃ガン、大腸ガンとなり、この3つで男性の部位別がん死亡率の半数を超えています。女性では大腸ガンが最も多く、肺ガン、胃ガン、膵ガン、乳ガンも高い死因傾向となっています。男女ともに胃ガンは横ばいの傾向にありますが、肺ガン、大腸ガンは高い伸び率を示しており、特に注意が必要です。」
三大生活習慣病の死亡率年次推移


ガンと乳酸菌

1個のガン細胞が10年の年月を経て初めて早期発見といわれる1pほどの大きさになります。そこに行きつくまでにガン細胞を攻撃し死滅させてくれる私たちの味方がいます。

私たちの体の中をパトロールしている「白血球」といわれるものです。

この「白血球」が元気だとガン細胞を退治してくれることができますが、加齢、ストレス、生活習慣の乱れなどによって、「白血球」の元気がなくなります。

つまり、現代社会は、ガンが急増する環境といえるのです。

「白血球」の「力」のことを「免疫力」といいます。この「免疫力」を高めるのが、乳酸菌エンテロコッカス フェカリスFK-23菌です。
この乳酸菌は、健康な乳児の腸から発見された乳酸球菌で、整腸作用だけでなく白血球の力を高め数を増やします。

一般に乳酸菌は「免疫力」を高めることが知られていますが、乳酸菌エンテロコッカス フェカリスFK-23菌は、他の乳酸菌と比較しても「免疫力」を高める力が強いことがわかっています。

「MM46乳ガン細胞をマウスに移植した実験では、FK-23を投与した群において移植後18日目から通常飼料のみを与えていた群に比べ重篤な副作用なく腫瘍径、腫瘍重量が小さくなることが確かめられました。これはマウスの実験でありヒトでの作用などはわかりませんが、ガン細胞を認識し、攻撃する力をもつ免疫力を高めるように普段の生活から心がけることで、人類最大の敵・ガンを予防すると同時に、ガンの進行をも抑えることが期待されます。 」
MM46乳癌移植マウスにおけるFK-23の抗腫瘍効果



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